そう

エクソシスト/ディレクターズ・カット版のそうのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

おもしろい。悪魔に身体を乗っ取られる善良な女の子、バツイチ子煩悩な映画女優の母、陰のある元ボクサー兼精神分析医兼神父、孤独で痴呆の進むその母、チャラいが憎めない神父、酒癖悪いユダヤ人?映画監督、ナチスの疑いをかけられるスイス人の使用人、冒頭から異様な雰囲気を発する考古学者兼エクソシスト、ポールニューマン似の映画好き刑事、科学的に全力を尽くしてるだけなのに劇中では無能扱いの医者たち、最凶の悪魔、キャラがみんな立ってる。そのキャラを組み込む脚本と演出力。当時としては画期的だったであろう映像技術、特殊メイク。逆光の使い方。エンドクレジットを見るとサウンドデザインにかなり力を入れていたことがわかる。反面BGMは極端に少ない。それが逆に怖い。エディターもアシスタント含めて4、5人いたし、編集の熱量も感じる。時折サブリミナル的に挟み込まれる悪魔の顔、あれどうやったんだろう。娘もお母さんも可哀想過ぎる。でもお母さん、カラスが真面目な男で良かったね。「ジョーカー」の階段かと思った。違うか。蝋燭があんな明るいわけないだろとは思った。
そう

そう