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エクソシスト/ディレクターズ・カット版のktyのレビュー・感想・評価

4.0
1973年公開時に全米の映画館で失神する人が続出。社会現象となり、その後のホラー作品の口火を切った名作。

恐怖を招く異常な事象が次々と発生する。
事態を打開するために様々な手を打つ。
それらの過程が積み重なり、さらに恐怖が深まる構造。他のお化け屋敷のような短絡的なホラーとは別物、いや教科書。

Mike Oldfield の「Tubular Bells」の反復する旋律の不穏な美しさが残す余韻もいい。

また、当事者の背後にいる人達の日常的な動きが不吉。まるで観客は背景側に属しているかのような演出に見えた。

ザシネマ 録画
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