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浮草物語のmamのネタバレレビュー・内容・結末

浮草物語(1934年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

〈活弁入り〉弁士:松田春翠

セルフリメイクした「浮草」よりも、こらちの方が断然好みだった。
溢れる人情味、味わいのある活弁での台詞。(初めて観たけれど活弁作品ってすごい!弁士さんのユーモラスかつ豊かな感情表現で作品が何十倍にも魅力的に...)

こちらの親方役・坂本武の温かみある存在感も大きいのかな。内容はほぼ同じだけど、一座の男衆が女にうつつをぬかさず稽古に励むとことか、子ども冨坊の微笑ましい演出がいい味だしてたりとか...、ちょっと違う箇所もこちらの方がやっぱり好み。

どんな時も八雲恵美子はしっとりと美しいし、飯田蝶子のほっとするお母さん感も安心する。

2022-132
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