坂本武と三井弘次の父子の鮎釣りで見られるシンクロした運動の反復。後の「父ありき」でも同じ構図で自己引用されている。衒いがないのかよほど気に入っているのか、いずれにせよ親子の絆が染み入ってくるではない…
>>続きを読む(別媒体から感想を転記)
2023/10/28
「TIFF/NFAJ クラシックス 小津安二郎監督週間」より伴奏付き上映で。後に大映でセルフリメイクした豪華絢爛の『浮草』も良いけど、自然体なこっち…
現代の旅芸人という、小津作品の中でかなり特殊な舞台設定。
これはいいね!
弁士付きのタイトルも出回っているけど、弁士なしのサイレントで見ちゃった。むしろ、弁士付きはどんなもんなんだろうね。
ラストで…
◎ 浮草のオリジナルのサイレントの方。
機関車が走る夜の線路沿いの逢瀬は美しい。活弁があるためかメリハリよく見れた。女性や息子をよく殴る座長、それでもついていこうとする突き抜けた様子。
リメイク版で…
坂本武と八雲恵美子の猫背が秀逸。完全に気の抜けた見事なまでの座り姿。地下手を這いつくばるような超ローアングルの画角に入る為に無理矢理に曲げた背骨の様。冒頭の配役紹介で、冨坊は青木富夫さんなのに、「…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
喜八物と呼ばれる3部作の第2作。
旅芸人一座の座長・喜八が公演の合間に昔の愛人・おつね+隠し子・信吉と生活する。
一座の役者で現愛人・おたかに見つかってしまう。嫉妬したおたかは一座の若い女優・おと…
カツベン付き無声映画上映会in名古屋ミッドランドスクエアシネマで観賞。弁士:片岡一郎、ピアノ:上屋安由美。
セルフリメイク『浮草』は見ていたが、すでに本作で完成品。小津が31歳のときに撮っていたこ…
小津安二郎監督『浮草物語』を活弁士と楽団付きで鑑賞。
活弁士/片岡一郎
楽団/カラード・モノトーン
旅芸人一座の座長である喜八(坂本武)は昔子供を産ませた女(飯田蝶子)がいる田舎町へ興行に行くこと…
マツダ映画社