芦屋紀文

リトル・ダンサーの芦屋紀文のレビュー・感想・評価

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)
4.5
初鑑賞!
観終わったばかりの素直な感想を述べていきます。


分かりやすい脚本と、テンポのいい展開で最後までだれずに見れた。
登場人物たちの立ち位置や、時代背景が明確でスッと映画の世界に入り込むことができて、感情移入もしっかりできたし、綺麗にまとまった良い作品でした。

個人的には、ビリーが旅立つ直前におばあちゃんと強く抱きしめ合うシーンにじーんときてしまった。
いつもいじわるで、素直じゃないお兄ちゃんが別れ際に発した「I miss you」にも。
気丈にふるまってただけで、本当は寂しかったんだね‥‥

まあとにかく、主演のジェイミー・ベルがイケメンすぎるし、映画初出演とは思えない演技力で終始惹きつけられてました。
80年代に合わせたファッションもお洒落で、そこも自分にドンピシャで、古着屋に行きたくなった。笑


ただ気になった点もいくつか。
ウィルキンソン夫人が、ビリーのどの辺に才能を見出したのか、あまり理解できなかった。(もう一回見れば分かるかな?)

恋仲?のデビーとのその後も気になったし、別れの挨拶もなかったのが気になった。


何かに立ち向かったり、挑戦するとき、親の目だったり、他人の目が気になってしまって思うように身動きがとれなくなって、諦めてしまうことってよくあるけど、結局一番大切なのは自分はどうしたいのか、どう在りたいのかってことなんだよね、きっと。
偏見や固定概念みたいなものに道を阻まれても、自分はこうしたい!っていう意思を持っていれば、きっと道は開けるし、幸せになれる、そんなことを思わせてくれた映画だった。
芦屋紀文

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