櫻イミト

ハズバンズの櫻イミトのレビュー・感想・評価

ハズバンズ(1970年製作の映画)
1.0
濱口竜介監督がオールタイムベスト1に「リオ・ブラボー」(1959)と共に挙げている作品。カサヴェデス監督が私生活でも仲の良い俳優と三人で親友を演じ、中年期のニューヨーカーたちの内面を即興演出で描く。

広告マンのハリー(ベン・ギャザラ当時40歳)、新聞記者のアーチー(ピーター・フォーク当時43歳)、歯科医のガス(ジョン・カサヴェテス当時41歳)は親友同士。彼らの仲間の1人が急死し葬儀に赴いた3人は、やりきれず夜通し飲んでバカ騒ぎを繰り広げる。さらに家族や仕事を放り出し衝動的にロンドンへの旅に出るのだが。。。

自分には全く合わず退屈で苦痛な2時間だった。自分と違う種類の男たちの馴れ合いバカ騒ぎが延々と続く。例えるなら、youtubeで中年男三人が大はしゃぎで酔っ払いトークをしているのを2時間見なければならない修行。

アメリカン・ニューシネマ全盛の1970年に、本作がどのように受け取られたのかは興味があるところ。
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