【停滞夜】
ジョン・カサヴェテスの映画はある意味前衛的なのだろうが、たまに即興演出に頼りすぎでグダグダかったるいテンポでついてけなくなるのが難点かも。🤷♂️
一応『フェイシズ』と『こわれゆく女…
このレビューはネタバレを含みます
くだらないことでずっと楽しめるような仲良し4人組だったのに、急にそのうちの1人が亡くなってしまった。その現実を受け止めきれない男たち。ホモソーシャル的な結びつきの脆さといったそんな単純な話なだけでは…
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1人の友人の死を受け入れられない男3人がやり場のない思いを抱えて酒を飲み、女と遊ぶ。最後には自分の妻と子供が待つ家に帰る。現実逃避をする3人はかなり馬鹿馬鹿しい。自分たちがどうしようもなく滑稽であ…
印象的でかっこいいオープニング。仲の良かった友人の葬式後に、どんちゃん騒ぎする中年3人組。それは自分たちの状況や家庭から目を背けているようにも見える。
見ていて痛々しくも清々しくもあるが、後半から徐…
帰れない夫たちの倦怠の逃避行。ベン、ピーター、ジョンの名優3人がどうしようもなくて始末に追えないアメリカ白人男性の醜態を晒しまくる142分。カサヴェテスのしつこい演出にウンザリして全体の9割は不快だ…
>>続きを読む抗うというより受け入れ難い事実にひたすら背いて逃げる姿が羞恥上回っての哀愁がとても切ない
幸せなはずなのに認識できない不器用さがさらに不憫
夫であり、父であること以前に男であることを再認識したい悶え…
悲哀の二文字で片付けてしまってもいいが、
カメラの切り取るドライな眼がよりその逃避行を浮つかせているようで。。。
スケールが小さいなかでのリアリスティックで野蛮な、現代では死んでしまった男性性の…