貴婦人修行

ハズバンズの貴婦人修行のレビュー・感想・評価

ハズバンズ(1970年製作の映画)
4.6
紫煙フェチにはたまらんクローズアップの連続!男衆の落胆する機微を捉えて離さない。バーで散々アカペラ罵倒するシーンの知らねー客の顔・顔・顔からキス・奇声・全裸。嘔吐の長さ含めて徹底的に不快。
役者としてはピーター・フォークが少し弱いかな、と思ったら家を出るベン・ギャザラを迎えるドヤ顔が待ってた!(逆にカサヴェテスの表情は見せないのも分かってる)ナンパ失敗して明らかに入れ歯の婆誘って拘束されかけるのにも笑い止まらんかった。なんとかお持ち帰り成功してホテル帰って我に帰って泣くベン・ギャザラに全然ピントが合わないまま皆冷えっ冷えで見てる構図も痺れました。
「あいつ大丈夫かな…」の問いかけをガン無視して帰るカサヴェテス。帰路は友人不在で土産も家に入る前から全て子供に取られる。完敗。