この作品は映画史を変えたと言っても過言ではないでしょう。今作の完成度がこれほど高くなければアベンジャーズシリーズはここまで作品が生まれることがなかったと思う。最近のDC映画やダークユニバースが追いつけないのも、1作目を良いものに仕上げられなかった点にあると思う。僕はもう何回目の視聴か分からないほど観たけど、何万回目であってもワクワクしながら楽しめる最高の映画です。
「普通の人間がヒーローに…ってバットマンやん」と観る前に僕は偏見を持ってたのですが、確かに被る所(能力を何か授かった訳ではない、あと金持ちとか)はあるけどその考えは大きく覆ります。本人も劇中で言ってるけど、アイアンマンって人格的欠陥が多くて全然ヒーローっぽくないんですよね。それが逆に新鮮で凄く愛着が湧きます。そしてヒーローへ転じていくのが実にスマート。んで、自分で試行錯誤しながらスーツを作ってる姿が魅力的。なかなかヒーロー映画では見ない光景ですよ。そのシーンがあってからの、初めての飛行シーンを見た瞬間の興奮といったらもう…。細かい部分で腑に落ちない所もあるけど、ストーリー構成もキャラクター描写もアクションなどの演出も100点満点！！
そして最後の会見。この映画の全て。ここは正統派なヒーロー映画を皮肉ってるように感じてならない。だがそれがいい！ それこそがトニースターク！！！ 彼自身を体現化したセリフなのである！！！ みなさんご唱和ください！！！！
I AM IRON MAN‼︎‼︎‼︎‼︎
