朝田

幻の女の朝田のレビュー・感想・評価

幻の女(1944年製作の映画)
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尾行シーンが素晴らしい。バーの店主が外に出た瞬間、雨が振り出し、エラ・レインズを目撃する。セリフ無しで尾行の様子を見せていき、駅で二人の距離が近づいた瞬間にスリルがピークに達する。あと全体的に暴力を直接的に見せない演出が不穏で、バンドのドラマーが射殺されるシーンはドラマーの顔に影が覆い被さるのを見せ、打たれたリアクションを映す前に次のカットに移行するのが恐ろしい。
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