青二歳

アレイの鏡の青二歳のレビュー・感想・評価

アレイの鏡(1985年製作の映画)
3.6
松本零士の“アレイの鏡”。
なんと科学万博のために子供向けに作られたアニメだそうです。どこからどう見ても松本零士だし、子供向けとは1ミリも感じませんけれど。
80年代に夢見た“未来”って、やっぱりまだまだどこか大阪万博の“人類の進歩と調和”の延長線上にあるんだろうなと思われます。とはいえ80年代となると、進歩はするのだけど、理想郷の未来ではないんですよね。いびつさが現れてくる未来像というか、ポストモダン的というか。
ともあれ、科学万博に行くような優秀なお子様たちなら、きっと楽しかったと思います。80年代アニメってこんな哲学的な話多いですしね。

アレイの鏡という外宇宙の“総意”と呼ばれる声が武藤礼子さんでエロいし、モモレンジャーにしか見えないナビゲーターは鶴ひろみで可愛いかった。
松本零士作品で初のCGとの事でしたが、どの辺に使ってるのか微妙な出来です。

てゆうか、理系の方にこのアニメがどの辺の分野をカバーしてるのか教えて欲しい。理論物理学を目指してる子には刺さるのかなと思ったけど…ロケット作りたいとか宇宙工学をやりたい子には筋違いなように思えるし…モヤモヤҨ( ́・ω・̀ )
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