Butterfly Fly Away!!
セレブなコメディ部分が受け付けず、ヴァネッサ・ウィリアムズさんはウィルミナにしか見えないし、お兄ちゃんの出番ほっとんどないし、途中までは★★☆かなと見ていましたが、
トラヴィスさんが出てきてから、そんなのど～でもよくなりました。
すらりと伸びた足と、重心がまっすぐ下りた乗馬姿勢。
実はマッチョなその体。
なに、そのはにかんだ笑顔は！
あなたの笑顔を大画面で見るためにも一回見てもいいわよ。
‥なんてトラヴィス演じるルーカス・ティルさん（吹替えの宮野真守さんも素敵ボイス過ぎて困った（笑））にすっかり骨抜きにされてしまいましたが、後半は音楽ものとしても堪能しました。
ティーン向けアイドル映画とみなされがちですが、これが青春成長物語としての面がなかなか。
夢と希望溢れる十代の頃にぶつかる壁。それを超えた先に表れる道とさらなる壁。人生は登山。時には大幅な回り道になる時もあるし、なだらかな道、険しい道、人によって待ち構える道は様々。
ただ、人それぞれ違う道ではあるけれど、誰しもが通る大人への道標。蛹から蝶へ。青春時代のその葛藤は特に光り輝いて見える。
もはやティーンは遠くに過ぎ去りにけりな私がやたらと感動したのは、家族の繋がりと主人公の成長をこの作品に見出したからかもしれません。
個人的には、テレビではそれほど響かなかった音楽に大満足！というか、超ノリノリで踊りだしたくなって困りました。
爽快な気分で映画館を出たい人にはオススメです！
（映画生活投稿分2010）
