あんときの井上

恋も忘れてのあんときの井上のレビュー・感想・評価

恋も忘れて(1937年製作の映画)
3.4
「兄ちゃんは恋をしたんじゃねぇ、ただあの人が幸せになればいいな。そう願っただけよ。」

戦前の日本映画のクオリティの高さをまざまざと魅せつける映画。

母の哀愁と息子のいじらしさがよく撮れてる。

特にショットに緊張感があり、構図も素晴らしい。

当時は恋も忘れて、男も女も生きるのに必死だったのだろう、としみじみ感じた。

その後、母は恋をするのだろうか・・・

現代は、必死に生きないと恋を忘れてしまう時代よ!!!
あんときの井上

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