そもそも「チャブ屋」とは。「横浜独自の売春宿」とか「あいまい宿」とか言われても。ああでも、ダンスホールとか、谷崎潤一郎「痴人の愛」とか、そこまで言われりゃ、何となく。どっちにしろ、訳ありシンママの設…
>>続きを読む苦しむ者へ向けられる目線。作劇的な死は否めない。清水映画の諸要素・モチーフに溢れている。棒台詞的な朴訥とした子ども、横浜、大っぴらに言いにくいとされる仕事で子を育てるシングルマザー、その女に惹かれる…
>>続きを読む脚本は、斎藤良輔のオリジナル。横浜の、外人相手のチャブ屋。モダンな桑野通子を子連れという設定。佐野周二ははやくざと、設定に捻りを利かせている。女たちが待遇改善を要求すると、それを拒否し、ヤクザの佐野…
>>続きを読む語りのクドさ(とくに後半)が作品を損なっていると感じた。それでも映像は一貫して夢幻のような美しさ。
映像:90点〜、語り(展開):45点
桑野通子がこわいくらい綺麗で、すべてがそこを中心に廻っていた…
暗い話だが、
清水宏のロケ、セットはとても良い。
シングルマザー、夜の仕事をしている。
息子はお母ちゃんのことが大好きである。
でもお母ちゃんのことで仲間外れになる。
フリーランス、非正規雇用…
「兄ちゃんは恋をしたんじゃねぇ、ただあの人が幸せになればいいな。そう願っただけよ。」
戦前の日本映画のクオリティの高さをまざまざと魅せつける映画。
母の哀愁と息子のいじらしさがよく撮れてる。
…
松竹株式会社