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恋も忘れてのkyonのレビュー・感想・評価

恋も忘れて(1937年製作の映画)
3.5
母という立場と夜の世界で働く女、このある種の矛盾が作品全体に深みを与えている。

あの切ない母、おユキの後ろ姿。
息子のために懸命に「ホテル」(実際は横浜のバー)で働き、”坊や”のために日々を生き抜く母の強さと女の弱さ。


着物をぴしっと纏って口を固く結んで歩く姿に惚れる…。

30年代の日本作品あんまり観たことないから、衣装自体も新鮮で面白い。

ツートーンで色も素材も違うドレスで踊るシーン好き。
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