ハイエナちゃん

ゲット・ショーティのハイエナちゃんのレビュー・感想・評価

ゲット・ショーティ(1995年製作の映画)
1.0
90年代にクライムムービーが大流行。その流れで作られたであろう1本。
映画好きには分かるであろう小ネタ的な笑いが散りばめられている一方で、人物設定に対する演出やシーン不足が否めない。
特にチリ。ヤクザ者でありながら生粋の映画好きのはずなのだが、いまひとつその映画愛が伝わってこない。ゆえに取り立て屋が映画を作るという荒唐無稽な面白い設定が生きてこない。
ヤクザ者が映画を作るというストーリーもプロデューサーという立ち位置で、終始映画化権や俳優の獲得にまつわる部分がじんわりと展開。場違いな男がモノづくりするワクワク感もなくクライムムービーとしての盛り上がりも希薄。
終始ニヤニヤしてるだけの加山雄三演じる若大将のようないつものトラボルタでしかなく、もったいないに尽きるのであった。
ハイエナちゃん

ハイエナちゃん