M少佐

ザ・スピリットのM少佐のレビュー・感想・評価

ザ・スピリット(2008年製作の映画)
4.0
 「誰にでも同じ事言うんでしょ?」

街を母とし死に愛され悪と戦う限りなく不死に近い正義の男
街の魂を名乗る「スピリット」と…
彼は一度、死んでいる
その後謎の復活
極悪な犯罪者オクトパス街を牛耳る為暗躍する
彼らの激突は避けられなかった

脚本フランク・ミラー
とにかく渋い底辺の悪党や、もがく主人公、地べたを這いずる刑事や熱い筋肉などを黒と白の陰影で書ききる漢臭い漫画家
「シンシティ」「300 」の原作者でもあります!
これは自らと似た作風の漫画の大家アイズナー賞でお馴染みの(皆様知らない?)ウィル・アイズナーの作品を映画化した作品
漫画そのものの様で別物
独特の世界観が味わえます
しかし総じて画面が暗く、ここ一番でカラーになると言う特殊な演出は見る人を選びます
途中、明らかにヨーロッパでは放映できない過激な演出もありますが、彼のライフワークとも言える、反骨やアウトロー的な表現かと思うと楽しく見れます
良くL・ジャクソンも演じたものです(笑)

あと、とにかく美人祭り…モブに至るまで、なるべく美人を揃えたのかと言いたくなる
主役のスピリットはイケメンですが、徹頭徹尾マスクは外さない
いかにもコミックのヒーローらしい

フランク・ミラーの作品が好きな方なら、お暇な時に
M少佐

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