空軍パイロットのマーヴェリックは卓越した操縦センスを持っているが、無鉄砲なのが玉に瑕。訓練を重ね、ついに上位1パーセントのトップガンの仲間入りをする。そこでは天才パイロットのアイスマンら、ライバルたちがしのぎを削っていた。マーヴェリックは親友の死など数々の試練を乗り越え、一流パイロットとして成長していく…というお話。
UHDでの再鑑賞。リアルタイムで劇場で見た時は冒頭のF15の発進シーンを大画面で轟音とともに堪能したが、大味な娯楽作という印象しかなかった。しかし、久々に見返してみると、トニー・スコットの優れた映像センス、スピード感抜群の演出に驚いた。始まって15分ほどで大迫力のF15の発進、ミグとの空中戦、同僚の脱落がスピーディに描かれ、マーヴェリックの人となりまで知ることができる。これはブラッカイマー印の一連のブロックバスターの原型で、映画のスピード感における革命みたいなものではないかと思う。早いから良いというものではないが、アクション大作の展開がやたらと早くなったのはこのあたりからだったような気がする。
