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新幹線大爆破のKのレビュー・感想・評価

新幹線大爆破(1975年製作の映画)
3.5
メインから端役までとにかくキャストが豪華。ひかり109号。乗客1500人。ATC…自動列車制御装置。時速80キロ以下で爆発。映画『スピード』の原典。荒々しいタイトル文字。その登場タイミングが良い。貨物5790列車。なかなか派手な爆破。分かりやすい合成と模型シーン。荷物検査と停車駅スルーを経て乗客は不審からパニックへ。500万ドル=15億円。現金引き渡し。ヘリコプター、舟、バイク、パトカーなど乗り物もさまざま登場。逃げられるのも納得の追跡劇。難産。国鉄職員と警察官の対立。図面。サイレンを鳴らしながら登場してこっそり包囲するシーンは笑う。並列新幹線。酸素ボンベ。回想パートによって判明する動機。この時代ならではの背景。象徴的な新幹線。善人エピソードを盛り込むなら、爆弾はダミーであって欲しかった。被害面を考えると複雑。電話。子供の名演。思うところはあるものの、日本でしか作れない設定と現代では見られないであろう内容に満足度は高かった。こういう映画に邦画もまたチャレンジしてほしい。
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