このレビューはネタバレを含みます
名優高倉健がテロリスト役で主演。
最後まで非情になりきれない、不器用なテロリストを健さんが熱演。
以下ネタバレを含みます。
名優高倉健主演映画といえども、昭和映画の塵芥の一つ。爆弾の解体図が喫茶店と一緒に全焼して、爆弾を解体する手段がなくなるなど中々な超展開が散見される。
そして最も留意すべき点は、結局のところ新幹線は大爆破しないということだ。
なんというタイトル詐欺だ!国鉄に撮影協力を拒否されたんだから、ひと思いに爆破させてしまえばよいものを。
ただ新幹線のセキュリティを考えると、爆弾を取り付けるって、中々現実的なテロなのかなって思った。未来永劫、模倣犯が現れないことを祈るとしよう。