レイモンドマッセイが強烈なインパクトを残す。
奴隷解放を謳う側が敵として登場する違和感。ただデハビランド演じるヒロインが語るように何が正しく、この国がどこに向かっているのか、そこに当時の人たちも疑問を抱いていたのであろう。
レイモンドマッセイが南部の奴隷解放を謳うリーダーをカリスマ性と暴君要素を加えて演じている。武力行使はどうかと思うが、彼は彼で平和的解決を望んだが過去があり、そういったジレンマも感じさせてくれて、ただの悪役に終わっていないところが良かった。
またマッセイと行動を共にし、振り回され悩む若者を演じたヴァンヘフリンも印象的だった。
本作、フリンとデハビランドの共演作、、、と観るのが惜しいくらいに物語が奥深い。
申し訳ないがロナルドレーガンの恋愛要素はいらなかった気がする。
マッセイとヘフリンの前ではフリンもレーガンも軽い。役柄もあると思うが。
その辺りのバランスが少し悪くマイナス。
コメディ要素はアランヘイル、グインウィリアムズのおっちゃんコンビに任せておけばよかったと思う。2人は息抜き要素としてとても良かった😁。
なかなか考えさせられる映画でした。