MAMI

ブラッド・ダイヤモンドのMAMIのネタバレレビュー・内容・結末

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

消費社会について考えさせられる社会派映画。
鑑賞後はこの気持ちをどうまとめれば良いんやろ…と頭を抱えてしまったほどリアルな作品。

身を伏せてるのにソロモンが息子ディアを見つけ叫んでしまったり勝手に基地に乗り込んだりする所は「おいソロモン!ええ加減に……」と思ったがアーチャーがキレて銃を突きつけた時に「俺は父親だ。撃つなら撃て」と言い返すところでハッとなった。

かつて少年兵として戦わされていた子達でソロモン、ディアのように“家族元に戻って良い話”となってる子達はきっと少数で今も尚、戦うことが正義と植え付けられている子達が同じ地球上にどれほど居るのかと考えるだけで恐ろしい。

マディは素敵な女性だけど避難した後はすぐ故郷に戻りスカーフを巻いてオシャレな服を着てテラスでお茶してる姿を見て、彼女からしたら異世界を覗いてるだけなのかな?と皮肉にも思ってしまった。

ダイヤの高値は消費者が上げてるんや、と小さなダイヤが入った結婚指輪を付けながら鑑賞しておりました。
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