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ブラッド・ダイヤモンドのNEWのレビュー・感想・評価

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)
5.0
アフリカの鉱物資源をめぐって欧米人と現地人の欲望が渦巻くTIAM(ディス・イズ・アフリカ・ムービー)。
シエラレオネ内戦を長引かせた紛争ダイヤモンド問題を軸に、RUF(革命軍)の非人道的殺戮、政府側でも革命側でもない民衆の現実、ジャーナリズムへの疑問など、多角的かつ批判的に現代アフリカを表現している。
たまたまアフリカ関連の書籍を読んでいるからわかる、決してオーバーではない凄惨な風景描写は皮肉にもアフリカを魅惑的に感じさせる。
純粋にアクションムービーとしても一級品、そしてディカプリオはハマり役。

余談:アフリカ諸国では中学生くらいの少年が銃を持って人を殺す一方で、日本では家に引きこもった少年が人生に絶望して自殺する。貧しい国と豊かな国、それぞれに全く異なる苦しみを抱えていて、それは容易に比較できるものでもない。
そういえば松本人志がこんな事を言っていた、
「よくご飯を残すと、アフリカでは食べたくても食べれない子供たちがたくさんいるんだよって言ってくる奴がいるけど、アフリカ人だって腹いっぱいだったらご飯残すわボケ!」
全くその通りだと思う。
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