搾取する側のアーチャーととされる側ソロモン。
本来ならばその間に憎しみが生まれてもおかしくないんだけど、無知で純朴で、「家族のため」たならば、というソロモンの気持ちのせいか、奇妙な2人の関係になる。
完全に利害が一致してるからこその協力。
アーチャーは基本的にクソ野郎なんだけど、どこか憎めない。こういう風にして生きるしかなかったということも考えると、ある意味被害者なのかもしれない。
アフリカでのダイヤの利権をめぐる紛争のエグさがこれでもか、というほど伝わる展開。
少しずつ変わっていく2人の関係が、見ていてしんどくもあったけど、どこか清々しさも感じた。