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ブラッド・ダイヤモンドのたのレビュー・感想・評価

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)
3.9
搾取する側のアーチャーととされる側ソロモン。

本来ならばその間に憎しみが生まれてもおかしくないんだけど、無知で純朴で、「家族のため」たならば、というソロモンの気持ちのせいか、奇妙な2人の関係になる。

完全に利害が一致してるからこその協力。

アーチャーは基本的にクソ野郎なんだけど、どこか憎めない。こういう風にして生きるしかなかったということも考えると、ある意味被害者なのかもしれない。

アフリカでのダイヤの利権をめぐる紛争のエグさがこれでもか、というほど伝わる展開。

少しずつ変わっていく2人の関係が、見ていてしんどくもあったけど、どこか清々しさも感じた。
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