不動産王の巨大オフィスに勤務する青年が、同ビル内の研究所からギズモを救出するのだが、予期せぬトラブルにより凶悪なギズモと分離させてしまう。第1作目から6年後に公開された続編。メインキャストは前作と同じ。
前作の寓話ムードから一転、本作ではキチガイじみた作風へと変容している。「悪ギズモ」の見た目や言動が(大人になってから再鑑賞しても)完全にホラーであり、悪夢的ギャグの応酬に頭がクラクラしてくる。
リック・ベイカーによる特殊メイクは言わずもがな。研究所の博士役を演じるクリストファー・リーの登場も嬉しい。また、ハルク・ホーガンの登場シーンに別バージョンがあるため、子供の頃の記憶(テレビ放映版)との相違を楽しむことができる。
主人公の青年がギズモの性質を熟知しており、頼もしい存在になっているところが続編ならでは。徹底的に管理されているビル内で、ギズモが見つからないのはオカシイとか、野暮なことは言わないでおこう。