Yoshishun

バタリアン2のYoshishunのレビュー・感想・評価

バタリアン2(1987年製作の映画)
1.7
映画に出てくる子どもは大抵は応援したくなるし、劇中で死ぬとちょっとショックを受けたり、共感を覚えたりします。

そんな中、早く子ども死ね、と思った映画は久々です。胸糞悪すぎですよ、本作のクソガキ共は。

前作から設定は大きく変わっておらず、むしろ焼き直しというのがしっくりくる。生存者の有無ぐらいしか違いがありません。やっぱりバカップルはいるし、爺さんはいるし、あのタールマンだっている(ただねぇ……呆)。前作には無かったバタリアンの対処法とかは新しかった。クライマックスでの倒し方なんかも前作には無かったから良いと思いました。

でも今回の死者蘇生の原因となるクソガキ共にはイライラさせられっぱなし。反省の色もない奴らだから心底見苦しい。クソガキはクソガキのままで正直成長は見られない。ガスなんか地上に停滞してるくせにガスの成分が入った雨が降ったりと無理矢理すぎ。

前回は素直に笑えたけど、今回はコメディ要素が強いはずなのに失笑するのみ。コミカルな笑いじゃなく、オーバーリアクションが面白かったのが前作だっのに、本作のは同じ事の繰り返しかつうざい。叫びすぎててうざい。

軍人も特に活躍することなく、エンディングまでどうしようもない連中がガヤガヤ騒ぎ続ける。脳味噌食うシーンとかのB級感は健在だが、続編ならそれなりに描き方にももう一工夫が必要。また、「ダーティハリー」を露骨にパクるシーンとか嫌いです。

そしてよくよく考えたら、バタリアン弱すぎ。前回のしぶとさは一体どこへ?

これ作った奴ら、全員脳味噌食われろ。
Yoshishun

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