古い映画なので少し音が悪いのと、ビスタ・サイズなのがちょっと残念。
でも修復されたようで画質はとても良くて満足。
この作品はなんと自分自身が撮った作品のリメイク。
よっぽど気にいってたんでしょう。
雨の中の駒十郎とすみ子の道一本挟んだ喧嘩のシーンはすごい。
今の役者でこんな演技ができる人はいないかもしれない。
加代が清を誘うシーンも粋でいい。
若尾文子と京マチ子の競演ですが、自分的には京マチ子のが好きかな。
あまり事件が起こらず、変化の少ない映画を撮ることで知られる小津安二郎監督ですが、この作品は例外的に展開がある映画らしいです。
でも古い日本家屋で浴衣で団扇を扇いでるだけでも画になります。
この時代の映画は本当にレベルが高くていいですね。
