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七つの大罪のpierのレビュー・感想・評価

七つの大罪(1952年製作の映画)
3.6
ジェラール・フィリップの狂言回しによる、七つの大罪を描いたオムニバス。
【①貪欲と憤怒】
財布を拾った正直者の男と、持ち主の貪欲な大家。
盗人扱いされるが、真珠一粒の奇跡が起こる。
【②怠惰】
天界の手違いにより怠惰が充満した世界に。
何事も適度が一番。
【③淫欲】
13歳の少女が、母の男に一方的に恋をして傷心する。
【④嫉妬】
夫の溺愛する猫に嫉妬する新妻。
気になり出せば止まらないのが人間の愚かな心理。
【⑤美食】
チーズの美味しさに感激し、夜通し盗み食いする男。
グルメも立派な罪。
【⑥高慢】
没落貴族の母娘の見栄。
招待されていないパーティーに出向くミシェル・モルガンの堂々とした佇まい。
【⑦第八の大罪】
決して罰する事のできない想像の罪。
これは誰にでも当てはまる。
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