Vtuverさくらみこの同時視聴で見た。
とても考えさせられる映画だった。
「真面目に生きてる」つもりな人は見た方がいい。その真面目さは、本当に誰にとっても良いことなのか?そんな問いかけをされた気分だ。
この映画を見て思い出したアニメがある、『十二国記』。そこで主人公はこう言っていた。
「あたしが相手を信じることと、相手があたしを裏切ることとは、何の関係もなかった」
映画の中で雇い主であるフィリップの気持ちになってみた。
ドリスの人間性を信じることと、ドリスがデリカシーのカケラもなく差別発言スレスレの言葉を発することとは、何の関係もない。
自分にとって最も必要である確信的な相手の良いところがあれば、その他が多少悪くても関係ない。多様性の問題にも繋がる物語に見えた。私たちはドリスを受け入れられるのだろうか。
だから感動の物語というだけでなく、これまでの生き方を問い直す物語にも見えた。