障害をテーマにした映画というより、二人の男の友情を描いた映画と言っていいです。
勿論根本には今の世の中を取り巻くマイノリティへの差別の問題があるのでしょうが、監督は二人の飾らない友情を明るく描き、説教臭さを極限まで排除することでそれらの問題に見事に立ち向かっていました。偏見にとらわれないで人と一対一で付き合うことは、こんなにも世界を楽しくさせるのかと感じさせてくれます。
Earth,wind&fireの曲が爽やかに場を盛り上げ、ブラックだけど決して下品じゃないジョークのラッシュに何度も腹筋をやられ、見終わった後味が最高に心地よい映画です。