浅野公喜

CAROLの浅野公喜のレビュー・感想・評価

CAROL(1990年製作の映画)
3.2
TM NETWORKのメンバー達をモチーフにしたキャラが登場するTMのメンバー、ナオト・キネ原作の小説をベースにしたアニメ。少し前にレビューしたZIGGY同様、この頃はバンド×アニメのコラボが少し流行っていたみたいです。

イギリス・ロンドンで暮らす少女キャロルが、聴こえなくなった時計台ビッグ・ベンの鐘の音や父親のチェロの音色等といった、盗まれた「音」を取り戻す為に異世界へ旅をし、そこでTMのメンバー(にそっくりのキャラ)と出逢い冒険するのですが小説の内容を1時間に収めるのは無理が有ったのか悪い意味で展開が早く、原作未読だと様々な要素が説明不足な印象。そしてキャロルはやたらわがまま、「ネバーエンディング・ストーリー」のファルコンそっくりの犬(?)が登場したりTMの中で唯一声優として参加したタカシ・ウツノミヤの演技は棒読み気味と気になる所が沢山有るのですが、世界名作劇場的な世界観とこの頃キャラクターデザインが好きな自分としてはこれはこれで楽しめましたし、「JUST ONE VICTORY」等TMの楽曲が盛り上げてくれます。

声優陣も豪華で「クレヨンしんちゃん」のぶりぶりざえもん役でも有名な故カネト・シオザワも参加。
浅野公喜

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