生死や善悪は自分で決めるという姿勢をひしひしと感じた。一貫した信念を持つのではなくケースバイケースで決めている感じが新鮮だった。
たけしのちょうど足元にボール転がってくるシーン(他の監督だったらもっと遠くにボール転がらせるはず)とか大杉漣が娘の落書きを一瞬で見つけるシーンとかヤクザや警察がめっちゃ追跡してくるのとか合理的ではない設定が幾つかあるのも、伝われば細部はどうでもいいと言わんばかり。
字幕をつけてみたからかセリフが凝ってないように感じられたけど、普通のセリフでもたけし映画の雰囲気がするのすごいなと思った。