日本の神道における死の考え方は「遷移」である
一度黄泉の国へ移動したならば二度と戻ることができない
死は「不可逆」なものとして扱われていた
遷移であるがゆえに、かつて日本において生とは、
常世と冥…
北野武のナルシズム。
暴力性、万能性、完全性といった自己像が先般の作品と比して洗練された形で提示されている。
衝動的な暴力ではなく、仲間への忠義・仁義。
時系列をシャッフルさせる手法が一連の事件へ…
「ありがとう」「ごめんね」だけで、他の言葉を何も言わなくても深く通じ合えるような関係性が素晴らしいと思った。
「HANA-BI」という題名は、きっと2人で過ごした最後の静謐な日々のことを指している…
1998年に公開された、北野武にとって監督7作目となるこの作品を、2年後の2000年に結婚した妻と一緒に劇場で観た。そして感動よりも、憂鬱な気持ちに沈んでいったことをよく覚えている。
思えば無理も…
多くは語らないけれど、愛は感じられる。
守るものがあるからこそ、死を選択する。
『ソナチネ』では無意味で空虚だった“死”が、本作では重く意味を持つものとなっている。
事故後、死を実感し、向き合わな…