シネマスカイウォーカー

世にも不思議なアメージング・ストーリーのシネマスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

3.7
スティーヴン・スピルバーグ12作目

『トワイライト・ゾーン/超次元の体験』に続きスピルバーグが製作総指揮を務めたオムニバス映画。テレビシリーズの3つのストーリーが収録されている。監督にはスピルバーグの他にウィリアム・ディア、ロバート・ゼメキスが務めた作品がある。


第1話『最後のミッション』
スティーヴン・スピルバーグが監督。ケヴィン・コスナー率いる爆撃機のクルーは24回目最後のミッションに挑む。空中戦の末、腹部の機関砲にクルーの1人が閉じ込められてしまう。ランディングギアの故障により胴体着陸を余儀なくされる爆撃機。そうすれば砲手は確実に命を落とすという状況で燃料だけで刻一刻と尽きていく。クルーは皆最後に奇跡を願うばかりであった....

前半のリアリティのあるシーンと戦争映画のワクワク感は『1941』から格段に進化していて非常に緊迫感がある。それと裏腹にラストに起きる奇跡はなんともファンタジック。前半後半で空気感が違い過ぎて困惑するレベル。しかしこれもスピルバーグ的ファンタジーだと思えばまあ楽しめる。完成度はとても高いので見応えがある。


第2話『パパはミイラ』
ホラー映画を撮影中の主人公は本当に出る心霊スポットでミイラの特殊メイクをした状態で休憩に入っていた。休憩中遠く離れた場所で妻が無事出産を終えた知らせを聞く。我が子の誕生に立ち会いたい主人公は特殊メイクを外すことなくミイラの状態で妻子の元へと車を走らせるのであった....

心霊スポットでミイラの格好をした主人公が本物のミイラと間違えられるコメディストーリー。シットコムにありそうな面白い展開でかなり良い1作となっている。


第3話『真夜中の呪文』
クリストファーロイドが子供たちに性教育をするインパクトある所からスタート。教え子の子供のイタズラで死んでしまったクリストファーロイドを何とか呪いで蘇生しようとする話。