JIZE

イーグル・アイのJIZEのレビュー・感想・評価

イーグル・アイ(2008年製作の映画)
3.5
得たいの知れない人間(あるいはA.I)から遠隔で照準を定めて狙われ続けてるような恐怖感が面白かった。特に中盤以降の街並みを駆使する疾走劇はライド性も上乗せされお見事。おもに電話の主は誰か...主人公がなぜ選ばれたのか...など現実内の視野でおさまる娯楽も最後までずっしり機能していた。人工知能が暴走したみたいな量産型の題材は山ほどあるが未だに古びてない。

主人公サイドとFBIサイドが後半で交わる構造も定番のカタルシスが込められ絶妙。人間らしさと完璧さがぶつかり合うような昨今の社会問題の真髄を描いた作品に思える。スピルバーグが製作総指揮に参加してる経緯を除いても近未来の現状を見越した慌ただしさが見所の作品だ。
JIZE

JIZE