りょーすけ

アンネの追憶のりょーすけのネタバレレビュー・内容・結末

アンネの追憶(2009年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

97本目

「アンネの追憶」。あの世界的に有名な「アンネの日記」の物語。ただ、アンネの日記の部分である隠れ家のお話は序盤で終わるため、ほとんどがアウシュビッツ収容所内でのアンネが描かれている。このため、この映画はアンネの日記の実写版とは言えないものだが、収容所内で行われていた本当に悲惨な過去の出来事を伝えてくれる。
大人になってから初めて、この映画のように過去の悲惨な出来事を伝えるような内容のものを見た気がする。これが現実で起きたことなのかと観ていて、鳥肌、悲しみが止まらなかった。二度と同じことを繰り返してはいけない。最近韓国のアイドルが話題にもなっている。彼らの真意はわからないし故意ではなかったとしても、軽い気持ちで触れてはいけないことだとこの映画を見て改めて思った。ドイツにとってこの映画は本当にセンシティブな内容であるし触れたくないものであるし、反省すべき過去の出来事だ。どこの国においても何かしら触れて欲しくない過去の過ちが間違いなくある。そしてそれを軽い気持ちで扱ってはいけない。今回の騒動に関して、騒ぎすぎではないかとも僕は初めは思っていたけれど、今日この映画を観て考えが変わった。あのグループにはしっかりとした謝罪をしてほしい。反省さえしてくれればいい。
初めてこんなに長々と汚い文章でレビューを書きましたが、このような映画がもっと広まって多くの人に観て欲しいと心の底から思ったので投稿します。