きよ

ミツバチのささやきのきよのレビュー・感想・評価

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)
4.3
この世の映画とは思えないくらい綺麗な映画でした。

舞台の村や主人公姉妹の仕草、空までもが美しい!

カメラを1回アナに向け、その後アナの見ているものに対して向けているからでしょうか?いつの間にかスクリーンの前にいた事を忘れて大自然の中に入り込んでしまうような感覚!素晴らしいですね。ここまで引き込まれたのは初めてかも

というかアナちゃん役の女の子の演技ですよ!上手すぎ!子供の走りのおぼつかないところ、イサベルと違って疑問を抱えている様子、夢の中で死の恐怖に触れた表情!脱帽です。

しかしこれ賛否両論わかれてますが、内容が薄い、って人はちょっと見方が足りないんじゃないの?個人的にはこういう「読み取れ!」的な映画の方が鑑賞しがいがあると思うんだけどな

こっからネタバレっぽくなるんで注意して!m(_ _)m

てか、お母さん誰に手紙出してたんだろ?ミツバチを人に当てはめるなら外の世界と繋がるという意味でそういうことを表したのかな?では手紙を燃やしたのは外の世界をたちきったということ?そういう点で見るとアナは想像力(イサベルに教わった目をとじてささやくとこ)により外の世界と繋がることが出来たってことになるな。うーん、これ読み取りすぎなんでしょうか?

でもお父さんの日記?にあったようにな神秘的な主題をしっかり神秘的な構図、カメラ、演技構成で描いているという点でまさしく評価されるべきだと思います!!
きよ

きよ