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ペリカン文書のおかうにのレビュー・感想・評価

ペリカン文書(1993年製作の映画)
4.0
国家に追われることになる女性を描いたサスペンス映画です。
世間を騒がせる最高裁判事殺害事件。
検察官を目指し大学の法科に通う”ダービー”はこの殺人事件の自分なりの説を文書にまとめる。
国家の上層部に触れたこの文書によってダービーは命を狙われることになっていく・・・
前半、車の爆発から始まるサスペンス感は面白かったです。
怯え、苦しみ、悲しみ、逃げることしかできないダービー。
この緊迫感は最高でしたよ。
しかし、協力者が現れ、行動を共にする頃からその勢いはどこへやら・・・
自分の説を立証するために協力者と行動するんですが、なんか間延びしてしまってます。
3つ巴の思惑があるのなら、その辺をもっと解りやすく表現してほしかったですね。
政治の世界ですからもっとドロドロした展開を期待してしまいましたよ。