まうす

十戒のまうすのネタバレレビュー・内容・結末

十戒(1956年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

そこそこキリスト教は知っているので、話の理解は簡単だった。
逆に言うと、想定外は何も起こらない。

後のイエスは「神を試すようなことをしてはならない」というけど、この話はそうじゃないように見えちゃうんだよなあ。まあ聖書に矛盾があるのはいつものことだが。
過越も、元はと言えばエジプト人が悪いとはいえ、それでいいのかよと常々思う。

このシーンのために見てると言っても過言ではない、追っ手のエジプト人を止める火柱と割れる海は合成感しかなくて面白くさえ感じるが、お金はかかってるなと思う。今のCG技術ってすごいんだね。

迫害されていた民が自分たちの神に救われるというのは良いんだけど、所詮宗教なので(とか言っちゃいけないんだろうが)アブラムの神>エジプトの神とか、エジプト人を殺してしまうのはどうかなあと思うよ。
十戒のひとつに人を殺すなとあるわけだし。

モーセがいない間に信仰心に欠けて不安になった民がこうなってしまうとは、人間弱すぎる。
石版の扱い雑なんよ。
旧約聖書の神はよく人を試すし、ふるいにかけるね。40年じゃ死ぬぜ。後のイエスの教えとはだいぶ違う印象なんだよな。
やはり旧約聖書だけのユダヤ教とキリスト教は同じだけど別物だね。
まうす

まうす