このレビューはネタバレを含みます
マイケル・ジャクソンの"Remember the Time"を想い出した。エディ・マーフィーがファラオを演じている、例のMVね。
ハリウッド大作らしい絢爛豪華さに溢れている。特に、群衆の場面におけるビビッドな色彩は圧巻と言わざるを得ない。赤青を基調としたある種のドギツさと、アン・バクスターのマリアージュは見事。サイレントからトーキーへの転換に伴って、「悪声」の俳優が淘汰されていった逸話は有名だが、彼女の場合、白黒よりカラー(テクニカラー)の方が適任だろう。
息子ファラオはパパファラオを反面教師にしたのか、神が起こす奇跡を全く信じようとしないんだけども、結局、それが悪手になって可哀想。
アロン派としては残念な部分も多々あり。
デーサン役を演じていたのがエドワード・G・ロビンソンだったという事実に、終わってから気付いた!