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モーセと言えば海を割る人であり、海を割る人といえばモーセ、というくらいの知識しかない私も含めた人たちに贈る、ドーランをにりたくった白人キャストで綴る出エジプト記。そのため序盤では誰が誰だか状態が一瞬訪れる。通常ここで振り落とされると、映画としてはアウトなのだが、展開がゆっくりなため心配しなくてよい。物語自体は数千年語り継がれてきたこともあり、端的に言ってわかりやすく面白い。そのためモーセに掲示が訪れるまでたっぷり二時間以上かけても耐えられるのだ。
本の読み聞かせの様な心地よいリズム、全体の9割を占める舞台的な画作り、1割の映画的なダイナミックな画、もちろん終盤には海を割って、説教を垂れる！
