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リアリティ・バイツのmiuのレビュー・感想・評価

リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)
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リアリティ・バイツ=現実は厳しいという意味。ジェネレーションXと呼ばれた世代を生きる若者たち特有の生きづらさが臭いほど映し出されていた。
踏んだり蹴ったりな生活でシェアハウス仲間との口喧嘩が悶えない日々、働きたくても雇ってくれる会社がなくて稼ぎもない。「私は多分エイズで死んでいくのよ、一人寂しく死んでいくの。くしゃみひとつしても症状が出たんじゃないかって怖いのよ」ってビッキーのセリフがすごく印象的だった。MTV、就職難、HIV検査、当時のアメリカ社会を背景に進んでいくストーリーがその時代を生きていない自分にとっては新鮮だった。
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