なつみ

善き人のためのソナタのなつみのレビュー・感想・評価

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)
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『わたしのための本だ。』
最後の一言を聞いて不思議な気持ちが湧き上がった。

歴史的なことを取り上げた映画や本すべてに言えることやけど、本を読むだけ、映画を見るだけじゃどうしてもその頃の感覚や常識を完全に理解できない。

時代の流れって人々の価値観まで全く違うものに変えてしまうから怖いよな。

簡単に人を収容したり、睡眠時間を与えず尋問し続けたり、四六時中監視したり。国家の権力って怖い。

この時代の正義が何かわたしには分からんし、ヴィースラーは『善き人』になれたのかも分からんけど、1人の人生に大きな影響を及ぼしたのは確かやね。

難しい映画でした。
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