kazマックスグローバーレッド

フランケンシュタインの花嫁のkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

3.6
再鑑賞。「実はあの物語には続きがあるのよ」って語り部としての原作者メアリー・シェリー役も本編に登場。シェリーの旦那パーシー・ヴィッシュ・シェリーは劇詩『鎖を解かれたプロメテウス』で人間に火を与えたプロメテウスが神様から罰せられる話を書いていて、メアリーが書いた『フランケンシュタイン』の副題が「現代のプロメテウス」でフランケンシュタインの怪物が火を怖がるってのは中々面白い。

溺れていた女性を助けてあげたのに顔を見ただけで悲鳴をあげられるモンスター。望んでこの世に生まれてきた訳ではない怪物が見た目のせいで誰からも愛されないって、こんな切ないことはないよ。