【パスするのが正解な映画】
堤幸彦監督作品。
東北は気仙沼出身で家庭環境に恵まれずに育った女(中谷美紀)が、途中色々な経験を経て、大阪の貧民街でヤクザ上がりの短気な男(阿部寛)と暮らす様をコミカルに描いている・・・つもりなのだろうけれど、私には全然笑えなかった。
貧乏暮らしを貧乏たらしく描いてわざとらしいし、何というのか、日本映画の気色の悪さ、安っぽさが鼻について、見始めてから10分もたたないうちに「パスするのが正解だったかな」と後悔した。
要するに趣味が合わないということなのだろうけれど、こういう映画を好む人とはお友達になりたくありません・・・というか、あちらから断られるだろうけどねえ(笑)。