うめ

暗黒街の弾痕のうめのレビュー・感想・評価

暗黒街の弾痕(1961年製作の映画)
3.5
高度経済成長期の日本。
兄の事故死の裏に隠された理由…
鍵を握る産業スパイ。
真相を学生時代の親友と探っていく弟の次郎。

こういうと社会派な映画かと思われるかもしれませんが…
主演の加山雄三のせいか?
製作陣の狙い?
それとも、そういう作品がウケた時代なのか?
かなり、コメディタッチな雰囲気です!
特に、加山雄三の演技はすごいですよ。
おそらく本人は大真面目にやってるのでしょうが、思わず苦笑いがこぼれる。
特に格闘シーンは観る価値ありです( ´∀`)

しかし、ミッキーカーチスがおちゃらけ役ながら良い味を出せば…
親友役の佐藤允がニヒルでいかがわしい魅力をぷんぷん撒き散らす。
若き日の天本英世もいますよ〜

そして、浜美枝を始めとする女性陣がこれぞ女優という大人のオーラで楽しませてくれる。
特に、キャバレーでいいのかな?のシーンでの昭和らしい妖しさがたまらない。
「誰も〜知らない〜」
ちょっとオカルトな感じがたまりません。

深夜に一人でツッコミながら観るのには悪くなかったです(*^▽^*)
うめ

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