暗黒街の弾痕の作品情報・感想・評価

「暗黒街の弾痕」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

 テストレーサーが新エンジン搭載の車のテスト走行中に峠で事故死。捕鯨会社に勤める弟が兄の死の真相を知ろうと高校時代の野球部の仲間でトップ屋と共に産業スパイの攻防に巻き込まれていく。

 冒頭から岡本喜八監督の作風全開でテンポのいいカット割りで一気に引き込まれていきます。1961年の映画なのに今見ても最先端でヴィジュアルでカッコいいです。

 加山雄三さん演じる主人公は加山さんらしい正義感いっぱいで一直線な男。喧嘩にはめっぽうつよくて、バーでの乱闘でのアクションシーンも何回もトイレの水が流れる格闘とか笑えました。相棒の佐藤允さんはのらりくらりと心では何を考えてるかわからない男。この2人のバディもので更に刑事の三橋達也さんが第3の男。この刑事さんもめっちゃカッコいいです。
 個性的なキャラクターたちが勢ぞろいで「誰も知らない」という謎の歌ったり、ジャズが流れる中、真相に近づいていく主人公たち。

 殺し屋なんかも怖い感じで登場しますが、簡単に主人公にボッコボコにされて簡単に口を割ってしまうのがズッコケてしまいますが、岡本喜八監督のセンスが十二分に発揮された面白い娯楽活劇でした。
一

一の感想・評価

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ギャングものかと思いきや産業スパイの話で相変わらずどこまでも喜八なテンポ感。ミッキー・カーチス最高。とぼけてるけどかっこいい。
「岡本喜八だから、どうせ面白いんでしょ?」って思ったら、やっぱり面白いいつもの岡本喜八作品であった。雑なところもあるけど、なんかそういうツッコミが野暮に見えてしまう喜八マジック。
脚本はみんな当て書きなんだろうか。

「鬼才・奇才・キ才 岡本喜八」@ラピュタ阿佐ヶ谷
だりあ

だりあの感想・評価

3.2
極道ものかと思ったが違った。
産業スパイという設定に時代を感じる。
うめ

うめの感想・評価

3.5
高度経済成長期の日本。
兄の事故死の裏に隠された理由…
鍵を握る産業スパイ。
真相を学生時代の親友と探っていく弟の次郎。

こういうと社会派な映画かと思われるかもしれませんが…
主演の加山雄三のせいか?
製作陣の狙い?
それとも、そういう作品がウケた時代なのか?
かなり、コメディタッチな雰囲気です!
特に、加山雄三の演技はすごいですよ。
おそらく本人は大真面目にやってるのでしょうが、思わず苦笑いがこぼれる。
特に格闘シーンは観る価値ありです( ´∀`)

しかし、ミッキーカーチスがおちゃらけ役ながら良い味を出せば…
親友役の佐藤允がニヒルでいかがわしい魅力をぷんぷん撒き散らす。
若き日の天本英世もいますよ〜

そして、浜美枝を始めとする女性陣がこれぞ女優という大人のオーラで楽しませてくれる。
特に、キャバレーでいいのかな?のシーンでの昭和らしい妖しさがたまらない。
「誰も〜知らない〜」
ちょっとオカルトな感じがたまりません。

深夜に一人でツッコミながら観るのには悪くなかったです(*^▽^*)
「誰も、知らなーい🎵」
キャバレーで、唄っていた歌が照明の演出で、かなりブキミ(笑)
耳にこびり付きます。

岡本喜八監督

ギャング物の作品ですが、画面展開のテンポが良すぎてコメディチックに。

産業スパイの暗躍で、兄を殺された弟が、友人の記者と二人で闇の真相を暴くストーリー。

出てくる役者が、ほぼゴシラ作品と一緒で非常に楽しかったです。

なかでも、佐藤充とミッキーカーチスはカッコ良かったですよ。

戦ってるシーンが笑えてしまうようなカットの連続に、
思わず笑いが止まらなかった記憶が(笑)

加山さんはやっぱりとにかくかっこいいです(笑)
70分という短い尺で、しかも喜劇調である割に全体のテンポが悪い。ミッキー・カーチスの「おめでとうございまーす」は滅茶苦茶面白かったけど。
しかしミッキーのキャラが良かった分、天本英世の扱いが悪くなってたから差し引きゼロ。したがって佐藤允が格好良かったですというのが総評。前々作の『~顔役』と同じ。失望しました。ラングの方観ます。
加山雄三はもうずっと下手だな。
暗黒街シリーズで一番つまらんよ。
演技・照明・撮影・編集・音楽、映画全体で喜八特有のノリが表現されていて最高。このテンポ重視の感覚は、まさかのリズムマシン使い(佐藤勝やばい)に象徴されている。外連味もあいまって、見ててとても気持ちがいい。
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