たまたまアマプラのオススメに出てきたからなんとなくで観たけど、暗くて重くて好みの作品だった。
自分で性欲処理できない知的障がい者の兄ちゃんの為に弟がデリヘル嬢を呼んで物語が進む。その後はドキュメンタリー作家に暮らしを乱されていく。終始しんどいシーンばかり。
兄ちゃんの暮らしに関して何をどうすれば最善だったのか考えてみたけど、俺には答えが分からない。背負った宿命が重すぎる。
幼児への性的暴行事件の再発防止のためにはやっぱり兄ちゃんを閉じ込めるしか方法がない？じゃあ初めから閉じ込めてたらそもそもの事件を防げてたってこと？けど初めから閉じ込めてたら世間は「閉じて込めてばかりでかわいそう」って言うんじゃろ？最初のまりんちゃんの反応みたいに。じゃあどうするのが最善なん？って考え出したら訳わからんなる。
あと流れる音楽が心地良い。優しくて温かくて切なくて寂しかった。使い方もバッチリ。仲良しな雰囲気で心地良い音楽が流れとる時にドキュメンタリー作家が現れてパタッと音楽が止まった瞬間、不安な気持ちになる。
希望が見えそうになったらどん底に叩き落とされる。観てると辛くて苦しかった。
