足らんティーノ

ロストパラダイス・イン・トーキョーの足らんティーノのレビュー・感想・評価

3.8
白石和彌監督の長編デビュー作品。

知的障害と性風俗って、ものになりやすい、安直な題材。
ただ独自性があるのは、ドキュメンタリーの撮影が劇中で行われていること。それによって、ありきたりなテーマに客観性があることが分かる。

10年前にお兄ちゃんが犯しちゃった少女の家に謝罪に行くシーン白石監督っぽい。

〈ネタバレあり〉
終盤にお兄ちゃんがいなくなったあたりから演出がクサいなーと思ったら、お兄ちゃんがボートを漕いでたラストの緩和への布石だった。

2022-142/字幕
足らんティーノ

足らんティーノ