前回とは少し設定が変わって、チャッキーが人形の体のままどんどん人間になっていき、そのために急いでアンディの体を奪おうとするという設定になっていて、「激しく遊んだら出血する仕掛けの人形」というオリジナル>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
不衛生な地下の不快さ、思うように身動きの取れないもどかしさ、セイフティーゾーンはあるものの水位が上がってきて刻々と迫るタイムリミット、、、わずかな希望とそれを覆す絶望の繰り返しで、それだけでもよくでき>>続きを読む
アカデミー賞の前後に、これを観せられたらどの作品も太刀打ちできない、って話をよく聞いていたけど、その意味が良くよく分かった。
マルチバースという発明を、その本当の価値を、はじめて体現した作品であり、「>>続きを読む
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』へのオマージュと、ホラー映画愛に溢れた、最高に愉快なハイテンポ・コメディホラー。
バタリアンたちが自ら救援を呼んで、来た警官や消防士をすごいスピードで襲っていくシ>>続きを読む
ジョージ・A・ロメロのデビュー作にして、ゾンビ映画の原点。
生きている人間の残虐性
角度をつけた画角がスタイリッシュ
車の窓を叩く手足の長いゾンビの大きさが強調され迫力が増す
密室に逃げ込んだ人>>続きを読む
主人公のアンディ役のアレックス・ヴィンセントが可愛すぎる。
グッドガイと同じコスチュームを着て誕生日でワクワクしてる序盤のシーンが特に可愛い。
親がシングルマザーでグッドガイ人形を買うお金が無くて怪し>>続きを読む
メタバース×悪魔祓い
先端情報技術で殺人犯の母親の脳内メタバースにブレインダイブして、母親に憑依した悪魔と対決する話。
剣やマシンガンを持ったコテコテなヴァチカンの武装エクソシストがでてくるあたりが>>続きを読む
腹話術を5分と我慢できないビョーキなアンソニー・ホプキンスの演技を見るためだけの映画。
アンソニー・ホプキンスはこの作品で英国アカデミー賞主演男優賞にノミネートされている。
チャンスを逃してしまう臆>>続きを読む
89年からの10年間、境界を乗り越えた勇敢なロランスと、愛でそれを支えたフレッドの、ふたりの関係の移り変わり。
愛はあるけど距離もある。
革命の朝を、境界を乗り越える前に憂鬱に顔をゆがめて手で覆う>>続きを読む
誰にも悼まれずに孤独に亡くなった人たちを丁寧に見送る、几帳面で好奇心旺盛で思いやりに溢れた民生委員の最後の仕事。
静かで皮肉でブラックなブリティッシュジョーク的な映画で、孤独な人を見送ってきた実直な>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ロバート・デ・ニーロの演じる野球ファンの暴力的で衝動的なパーソナリティをスリリングに描き、彼が会社をクビになってから、同じく不調が続く野球選手のウェズリー・スナイプスに自分を重ねて、異常なファン心理を>>続きを読む
日本でも安倍政権以降、恐ろしいほど急速に右傾化が進み、ナショナリズムを声高に叫ぶ傾向がもてはやされる中で、維新の会などの極端な右派ポピュリズム政党の躍進もあり、この作品の描くデンマークの近未来(202>>続きを読む
ヨーロッパ企画の舞台を本広克行監督が映画化。
SF研のレトロで雑多なセット美術と、瑛太や上野樹里やムロツヨシたちのちょっと時代を感じるドタバタSFコメディがマッチしてて、それだけで楽しい。
善通寺>>続きを読む
専業主婦の主人公と昭和の保守的な「理想の家庭像」や男らしさみたいなモチーフには少々辟易したし、サスペンスホラーという割には意外とエロティックが強くて、思ってたのと違うなーって感じだったんだけど、終盤、>>続きを読む
女児への暴行事件後、被害者と家族が癒えない傷を抱えながらも立ち直っていく様をハートウォーミングに描きつつ、裁判で事件のむごさも描く。
徐々に治っていく顔の傷とは対照的に、一生治らない人工肛門の存在が痛>>続きを読む
ポッドキャスターの主人公・Wallace(ウォレス)がセイウチ・walrus(ウォールラス)になる話。
『ムカデ人間』『武器人間』ときて、次は『セイウチ人間』をつくりたい! っていうもうそれだけの映>>続きを読む
完璧な友達を造る。
アンジェラ・ベティス演じる「美人だけどイカれた女」や不穏な雰囲気は良かったんだけど、グロ描写も含めて全体的にテレビ映画のような安っぽさがあるのと、劇伴が合ってなくて怖さが激減して>>続きを読む
「時々僕は自分を見て 分からなくなる 誰を見ているのか なんて言うか そいつに届かない みんなと同じになるよう そいつを変えたいけど 方法が分からない だから結局僕は ここに こうしてるしかない こん>>続きを読む
癖強ヤクザたちに追われる鮫肌男と桃尻女のコミカルでスタイリッシュなバイオレンス逃避行。
小日向しえの演技はイマイチだけど、とにかく浅野忠信がかっこいい。
車の中で小日向しえが見た夢を語るシーンで浅野>>続きを読む
想像を超えてくるボディホラーはもちろん、ビデオシンドロームという医療系SFを、哲学的で政治的で宗教的な善と悪の二項対立で漫画チックに描くのはいつものクローネンバーグ節で、今回はそれにメタ要素を加えた感>>続きを読む
オリジナルシリーズの最終作の6だけ配信やレンタルがなく、一応ブルーレイでソフト化してるんだけど、プレ値になっててバカ高い。
しかしレビューでビデオマーケットにあると書いてる方がいたのでさっそく視聴。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ホラーの古典的な題材を、芸術性の高い映像で表現しつつ、その内側にコメディを含んだ、かなり観る人を選ぶ作品。
赤いドレスを来た人が胸に発疹ができて、奇妙な夢を見て、そして死ぬという形式で、前半と後半の2>>続きを読む
信じてるから愛してる。
オフビートなラブロマンス
危険だけど誠実だった人が、愛する人のために自分を偽って「鈍く」なったのは、愛はあるけど信頼がないから。
結婚を決めたけど、同時に中絶を決めたのは、>>続きを読む
マイマイに執着するルーミスの狂人っぷり、ジェイミーの絶叫っぷり、ティナたちのビッチっぷりが良くて意外と面白かった。
前作でもマイマイのマスクで、本当のマイマイかどうかが分からないってシーンあったけど>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
石坂浩二の金田一耕助シリーズ第1弾。
不幸な親子愛。
青沼静馬と佐清の入れ替わりには気づいて、てっきり2人はグルで松子もそれを承知なんだと思い込んでいたから、「真犯人の知らない事後共犯者」とは思わな>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
『永遠のこどもたち』『インポッシブル』でバヨナ監督とタッグを組んできた脚本家のセルヒオ・G・サンチェスの初監督作品。
いくつかの謎や不可解を提示して、それを少しずつ解決しながら物語を進行し、どんでん>>続きを読む
15歳のグザヴィエ・ドランが、家族と共に避暑地を訪れた思春期の少年を好演した役者デビュー作。
短い作品ながらも、セリフを極力減らし、思春期の少年の心のちぐはぐを見事に表現していて、美しいカットや、煙>>続きを読む
『ドロステのはてで僕ら』と同じ設定、同じ展開のパイロット版的な短編作品。
やっぱり面白い設定。
2023-ShortFilm/1
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細かいところは分からなくても何となく、最後に主人公は自分が10月2日に死ぬことで、その後に大切な人が死ぬのを阻止したんだろうな、というぐらいの理解だったけど、裏設定があることで有名な映画なのは知ってた>>続きを読む
2の10年後を描いた正統続編。
なんの繋がりもない3は一体なんだったんだ。
そして何故かローリーは死んでて、今回マイマイの標的になるのはローリーの娘のジェイミー(この時点でだいぶガッカリ)。
2の>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
小さな漁船の甲板、魚艙、機関室、船室だけの限られた空間と、朝鮮族を密航させるというシンプルな筋書きで、極限状態に陥った人間が、まわりが見えなくなり狂っていく様を、緩急や長回しの臨場感を巧みに使い描いた>>続きを読む
"愛の世界"には相容れない孤独な怪物たちが愛によって解き放たれるロードムービー。
このグロテスクなファンタジーは、ファンタジーだからこそ、多様性の名のもとに誰もが孤独な現代に普遍性を持つ。
80年>>続きを読む
主人公に近づいた生物は即死。
しかし主人公の傍にある女性がいる時はその能力が封印されるっていう、なかなかの厨二病ルールのおかげで低予算で製作できたんだろうなと。
ただ、そのルールだけの作品かと思いきや>>続きを読む
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娘を殺した弟に正義の拷問見本市
主人公(娘を殺されたお父さん)の演技は良かったし、拷問中の弟の表情、グロ描写、そして拷問の多様さが見どころ。
気道に棒を突き刺して喋れないのもポイント高い。
色々な>>続きを読む
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ソリッドシチュエーション・ゾンビ・ラブロマンス
序盤の「順番にいこう」とかテンポがよくて、麻薬常用からの、訪問してきたご近所さんとの微妙な空気感とか早く出ていってもらうために嫌がらせしたり、女同士の>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
頻発する異常気象から人類を救うために世界中の国が団結して、地球規模で気候をコントロールするシステムをつくったっていう冒頭が面白い。
それが政治的な思惑で兵器として悪用され大災害が起こる。
ビーチが突然>>続きを読む